コルクよりスクリューキャップのワインの方が安物だと思っているなら大間違い!
人生を変えるワイン学 第13回
◆スクリューキャップは長期熟成ができる?!
長期熟成に向いているといわれてきたコルクですが、いまや長期熟成されているスクリューキャップのワインは世界中に存在しています。
30~35年ぐらいの熟成の実験では、全く同じワインをコルクに詰めたものとスクリューキャップに詰めたものと比べ試飲をしたところ、スクリューキャップのワインの品質は保たれていると発表されています。
それならスクリューキャップでの長期熟成も期待できますよね。
◆カッコいいスクリューキャップの開け方
やっぱりワインはコルク栓をソムリエナイフで「シュポッ」と開けるのがカッコいいですよね。でも、スクリューキャップでもカッコよく開けることができるんですよ。
開け方
1. 一方の手でキャップのミシン目より下の部分を持ちます。
2. もう一方の手でエチケットが見えるようにボトルの底を持ちます。
3. キャップを持った手を固定し、底を持った手でボトルを時計回りにまわします。
4. カチッと音がしてミシン目が切れたらキャップを回してはずします。
いかがでしたでしょうか。
今回頭に入れていただきたいのは、以下の3つです。
①安物のワインにスクリューキャップが使われているわけではない。
②スクリューキャップはコルクより気密性や安全性としての性能は優れている。
③スクリューキャップでも長期熟成は期待できる。
これで、スーパーやワインショップでワインを購入するときに読めないエチケットとにらめっこせず、簡単に決めることができますね。
ボトルから選ぶのもひとつの方法! 上手く活用してくださいね。
これから、このような具体的なシーンを通して、ワインの楽しみ方、そして何よりワインの美味しさをお伝えしていきたいと思います。
次回をお楽しみに!
*この連載は隔週水曜日更新予定です。